お小遣いサイトの信頼性・安全性は?
データ送信時のSSL暗号化
お小遣いサイトに登録するときには多くの場合、送受信する個人情報データはSSL暗号化技術で高度に暗号化されるので、送信中に漏洩することはまずないと思います。
お小遣いサイトがSSLを導入しているかどうかは、「ベリサイン」などの第三者組織による認証シールがあるかどうかで分かります。これらはSSL技術を提供したり、SSL導入や企業の実在性に関する電子証明書を発行したりする組織(企業)です(「実在性」については下の「運営会社の実在性」を見てください)。
ただし認証シールがなくてもSSLが導入されている場合もあります。これは各お小遣いサイトの「プライバシーポリシー」に書かれていることがあります。
あと、登録後にログインするときに自分のIDとパスワードを送信する場合、SSL対応で送信するかSSL非対応で送信するかを尋ねられることがあります。不安ならSSLを使いましょう。ただ別にクレジット番号などの超重要データを送信するわけではないのであまり神経質にならなくてもよいと思います。
プライバシーポリシー
やはり一番気になるのが個人情報の扱われ方だと思います。
普通は各お小遣いサイト(の運営会社)は「プライバシーポリシー(個人情報に関する方針)」を定めていて、その中には会員の個人情報のに対する考え方、取り扱い方などが書かれています。これは各サイト内で確認できると思います。管理人も登録するときには確認するようにしています。
このようなプライバシーポリシーが「明記されていない」のなら、そのお小遣いサイトには登録すべきではありませんが、明記されているならまず問題ないと思います。
ただ、単にプライバシーポリシーが明記されているだけでは「完全に安全」であることの保証にはならないのも事実です。どうしても不安でたまらない場合には、そのサイトの運営会社が「プライバシーマーク」や「TRUSTe」などの外部認定機関からの認定を取得しているかどうかを参考にしてみればよいと思います。こういう認定を取得しているということは、それ相応のコンプライアンス(法令遵守)マニュアルを作っているということで、その会社の「信頼度」や「格」も高いとみなせます。
運営会社の実在性
SSL暗号化技術が導入されていれば、運営会社が実在している(架空ではない)といえます。これは架空の企業はSSLを導入できない仕組みになっているからです。
運営会社が外部組織から「実在性を示す電子証明書」の発行を受けていれば、証明ロゴマークがサイト内のどこか(TOPページとは限りません)に表示されていると思います。たいていSSL暗号化技術の導入の証明とセットになっているようです。証明書を発行する組織としては、代表的なのがベリサインです(他にもたくさんあります)。ロゴマークがあれば「そのサイトは実在する企業によって確かに運営されている」と言え、架空サイトではないと分かります。
もちろんロゴマークがないからといって架空サイトというわけではありません。証明書を発行してもらうには費用がかかり、また有効期限があるようなので、とりあえずSSLだけ導入しておくということもあるようです。
上に書いた「プライバシーマーク」や「TRUSTe」などのプライバシーに関する認定を受けていれば、これも実在性が証明されていると言えると思います。こちらの認定マークがあるサイトにはきっとSSL認証マークもあるはずです。
希望的観測?
希望的観測とも言えますが、一般的には次のように考えることができます。
個人情報の悪用・漏洩が発覚すると、運営会社は信用を失って重大な損害を被るリスクがある。会員の個人情報は適切に使えば利益を生む「宝」なので、そういうリスクを犯す必要は全くなく、逆に厳重に管理されているはず。 |
運営会社もあくまでビジネスの一環としてお小遣いサイトを運営しているので、あえて信用をなくして会社存亡の危機につながるようなことはしないわけです。(「ビジネスの一環」については「お小遣いサイトの仕組み」を見てください。)
実際、今まで管理人のところには一度も不審な勧誘電話やダイレクトメールは来ていませんし、登録が原因と思えるような変なトラブルに会ったこともありません。要するにあまり神経質にならずに、ということですね。
もちろん最低でも登録前には、運営会社のホームページを訪問したり、プライバシーポリシーや各種認証マークがあるかどうかを調べたりと、自分で納得のいくような調査をしてみる必要はあると思います。そして、もし自分で不審だと思う点があればそのサイトへの登録は迷わず控えておく方がよいでしょう。あくまで自己責任で取り組むという姿勢が大切です。